ただの肺炎と思ったのに…余命宣告【間質性肺炎】長引く咳・息切れが難病のおそれも 軽視せず早期発見を (22/04/02 21:00)

Published 2022-04-02
福島県いわき市に住む大竹努さん(61)
約10年前から、少しずつ咳や息切れの症状が現れるようになった。

大竹努さん:「ただの肺炎かなと感じただけで、薬を飲めば、風邪と同じように治るかなということしか頭になかった。そのころは」

5年前に医療機関を受診すると『間質性肺炎』の中でも、原因が分かっていない国の指定難病『特発性肺線維症』と診断された。
この病気は、何らかの原因で肺が硬くなり膨らみにくくなってしまい、呼吸機能が低下してしまうもの。
完治が難しく、重症化すると他の臓器にも影響を与え、死に至る場合もある。

大竹さんは診断時に、余命2~3年と宣告された。
大竹努さん:「まさかというか…」

厚生労働省によると『特発性間質性肺炎』の患者は、全国で1700人以上。福島県内には330人以上いると推定されている。

*****
『間質性肺炎』を専門に治療するセンターを、4年前に福島県内で初めて開設した郡山市の坪井病院。
全国的にも専門医が少ないなか、福島県内外の患者660人以上の治療やリハビリにあたってきた。

患者:「(初発症状は)咳と息切れですね。個人の医院にかかったけど、はっきり分からなくて」

センター長の杉野圭史医師は、この病気自体があまり知られていないため「早期発見」を難しくさせていると指摘する。
杉野圭史センター長:「患者の初発症状が労作時の息切れ。しかも、これが軽いものだったりとか、咳に関しても『ゴホン、ゴホン』という、本当にちょっとした咳。これだと、例えば人によってはやはり年齢のせい、自分は何となく年を取ってきたなとか。まさか自分の肺が聞いたことがない病気に侵されているとは通常、一般の方は思い浮かばないと思うんですよ」

*****
余命宣告を受けた大竹さん。
2021年に奇跡的にドナーが見つかり、肺の移植を受けることができた。
新型コロナウイルスの影響で面会が制限されたが、家族が手紙を頻繁に届けるなど献身的にサポート。
現在は、日常生活に支障がない状態まで回復し、家族との幸せを噛みしめる毎日を送っている。

妻・大竹任子さん:「こうやって家族一緒に日常の生活を送れることが本当に尊いことなんだなと思いますね」

大竹努さん:「こうやって生きれること自体が奇跡みたいなものだから、大事にしていかなくちゃと思う」

いつ誰が発症するか分からない『間質性肺炎』
重症化してしまうと、治療方法が限られてしまうため、息切れなどが増えた時は軽視しないで、早めの受診が大切になる。

杉野圭史センター長:「珍しい病気ではなくて一般的な病気なんだと、いつも思っていただきたいと思う・ぜひ、疑うきっかけがあれば、我々のような専門病院に来ていただきい。それが私が一番お話したいことです」

新型コロナウイルスへの警戒から「受診控え」が相次ぐ今。『間質性肺炎』を始めとした病気の【早期発見】が求められている。

All Comments (19)
  • @lovesongsnolley
    すばらしい特集をありがとうございます!間質性肺炎に家族が罹り、情報を探しておりました!
  • @yukiesanada2920
    私の母も特発性間質性肺炎を患っており、毎月一度診察に行き治療薬を服用しています。病名が分かるまで長かったです。
  • @user-gd9tk6qt9h
    私は、還暦を迎えた者でコロナが始まる3月に経験した事のない痛みに襲われて救急車で運ばれ特発性の間質性肺炎と診断され3年闘病生活におわれています。
  • @kumao-kazu
    父が、タバコ吸ってませんが 一昨日亡くなりました。 家族も、軽視してました。 もっと早く検索して 病気を知るべきだったと 後悔してます
  • 私も今この病気で入院しています。 一昨日からステロイド治療が始まりツラいです。 私も最初(息切れがするな、太ったせいかな?)と思っていたのですが、徐々に足の筋肉痛が酷くなり、全然治らず歩くのが辛くて、最近はペットボトルの蓋も開けられなくなりました。 たまたま私の場合は交通事故にあい、検査入院でレントゲンとCTを撮った事で分かりました。不幸中の幸いでした。 これから治療頑張ります! ありがとうございました🙇‍♀️
  • @naozyk2863
    私の兄もこの病気と戦っています。情報ありがとうございます。
  • @user-ko9lc7zq8q
    母も祖父も間質性肺炎で母がかなり危ないですが戦ってます。
  • じいちゃんがこの病気になりました 色々と調べてみました…
  • @user-eq4rr1ub4w
    私の母は免疫が弱くなり肺が年齢により肺が固くなり間質性肺炎縦隔気腫と言われ動くと酸素が減るので酸素をつけるように言われていますがお風呂に入れず美容室にも行けず食事等で生活全般娘の私が世話をしていますが外出を減らしていますが働きに行けず収入がないので自分の老後が心配です。
  • @user-ro4px4vw1l
    父が入院してます。 訪問看護していただいてましたが 母も限界 父もかなり苦しくなってしまいました。💦
  • @user-cu3tb2dh6k
    非喫煙者なら肺疾患と無縁だと思ってる人多くて驚きなんたが
  • @hidekatsu8833
    良かった良かった(*^_^*) 自分も移植待機中_( ˙꒳​˙ _ )チョコン
  • @user-rh8ug3qi9t
    そうですね。肺炎の症状にも似てるかもですよね。 で?急激に悪化する初期状態だとか、そゆときに余命?危ないかも?とかは、言われがちですよね?逝去した父もそうでしたが、ソレを幸いにも医師の診断と処方された薬と父の体力などが乗り越えますと、ボチボチですが、見かけ上はかつての生活行動とあまり、大差を感じないのは父が高齢だったかもしれませんが。あと?ソートーなガマン親父でしたから。地区の区長さんなんか『タイシタコトネーワえ、元氣じゃわ~っ』って、除草剤散布押しつけたり、そうでなくても自宅の畑の土地の手入れだってあって、一生懸命なのに、まぁ、他人だからね、苗字が同じなだけだから。そりゃ~、だってウチの畑の土地の手入れナンカ知らん顔してたし。 タイシタコト無い!って、コチラは一生懸命伝えてても、ニヤけて大袈裟に言うヤツ~って、そう言う目つきだったから。 ま、かっきり、発症後五年生存説ソノマンマだった父でした。努力はしてますが、私には真似は出来ません。父も肩で息をしながら畑の土地の手入れして、除草剤なんかはまかずに手入れしてましたからね。手伝いなんか、地区の人は誰もしてくれませんでした。ずいぶん昔の20年くらい前は、近所の男の子とか手伝ってくれてたりはしてました。 まぁ、ホント父の苦しみを思ったら、ま、よくトクテイキュウフキンとか貰えるなぁと、祖父母のことまで思うと、もはや、論外だと思う。 え?大袈裟なんじゃないんですか?ウチの父はそうやって笑われてましたけど。 入院して治療開始後、ステロイド剤服用治療開始するまで、1日の食事のないようは、オトナのこぶし大のトマトを半分で、もうお腹いっぱいだ!!と、私がもっとご飯食べろ!と、言って準備しても食べなくて、喧嘩してました。ステロイド剤服用してからは、服薬副作用で、食欲増進で、ソチラで喧嘩してみたり、ですが、同じ食べちゃうのなら、栄養価の高い野菜や乳製品など脂肪とかで、お腹すいたのを補うオヤツをと、手作りしてました。呼吸が困難になるという事は、想像以上に消費エネルギーも大きくなるようで、だからと言って、代謝はステロイド剤服用影響なのでしょう、ずいぶんとふとめなカラダになりましたよ。入院前等と比較すると、三人分くらいとかは、言えたかも。死相が浮かぶって、言うこともあるとおもいますが、父の入院前の顔立ちは、骸骨に皮膚が張り付いていただけの状態とも言えました。地区の人たちのほとんどは酷い扱いをしてました、もちろん母親もですけど。 父をダマシテはどこかに連れて行ったりして、放置してたりで、別に認知症でもありませんでしたから、警察から保護の連絡はしばしばありました。ソウイウのが大分県豊後高田市です。ナニガ移住日本一なのか、理解に苦しみます。モトモトの住人ですけどね。公務員の同和対策って、そう言うヤリクチでカネを巻き上げてたのが、戦後で、令和のイマでもみたいですね。 あとから来た住人のヤリタイホーダイは昔からってこと。事実とは異なるって事。 アトカラキタ警察官が最近は大分県警察のほとんどだから、もう、職務品質も、大違いですよ。
  • @TV-gh8im
    タバコは吸われていらっしゃいましたか?
  • @user-dn3ih7om7x
    今和!タバコ🚬吸わない、ひともなるときいてますよ!これわ!ほんにんのいでん!なんですよ。
  • @user-oj8pl1gz3h
    大丈夫です✨人様の言う事をハイハイと聞いて世のため人の為に頑張ります!善が不足すると、ぜんそくになります!この世を、作られたお天道様と約束してください。